1963(昭和38年)/12/14公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
中野実の原案を、小林久三、松井稔と伊知地道明が共同でシナリオを執筆、近江俊郎が監督した歌謡ドラマ。撮影は岩橋秀光が担当している。
五輪ムードが溢れる日本に、最近独立した小国イケータニヤ王国から、団長兼監督であるウガンダ殿下と、アラム・モモリヤ選手の二名が来日するとの報に、太陽・毎朝の両新聞社は色めきたった。太陽新聞の記者の杉山は、かつて、天才的ランナーとオリンピックを嘱目されていた水野文左衛門の家に下宿していた。その娘章子は、美人で、丁度東洋映画で製作する「東京オリンピック音頭」の主演女優を募集する“ミスコンテスト”に応募し、お互いに好意をもっていた。ところでこの杉山は、太陽新聞からイターケニヤ選手団の取材にあたるよう命令され、イタ