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作品紹介

お座敷小唄

1965(昭和40年)/2/13公開     
配給:松竹(受託配給) 製作:野口プロ

石田守良と九頭竜太郎が共同でシナリオを執筆、酒井欣也が監督した歌謡ドラマ。撮影は倉持友一が担当している。

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スタッフ

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ストーリー

先斗町のお茶屋「よしの」の一室。倒産寸前の東証券の副社長・東恵二は、養父である社長・東正一郎の頼みで、父と芸者京弥との別れ話をするために、京弥と向かい合っていた。しかし京弥はそんな恵二のいうことには耳を貸さず、泣き叫んでいた。そんな折、通りかかったのが「よしの」の一人娘雪子であった。雪子は話の次第も解らぬまま、京弥をかばった。雪子は母福子が営む水商売が嫌いで高校、短大と学校へ通うことをいいことに逃げまわっていたのを、計理士藤田との見合のために母に連れもどされていたのだ。堅いばかりの藤田にいや気がさしていた矢先、このプレイ・ボーイ恵二は雪子に新鮮な印象をあたえた。妻友子がありながら、自ら女にだらしのない男と自負する恵二は、雪子をドライブに誘った。負けず嫌いの雪子は、世間知らずの意地と強がりでこれを承知した。雪子の小さな心は、恵二の新型車のクッションの中で妖しくふるえていた。だが車が名古屋に着いたとき、馴染の芸者花子の子供の急病を知り、恵二は自ら医者を呼びに走り、献身的な看護ぶりをみせた。また道に迷った雨の一夜も、恵二は雪子に指一つふれようとしなかった。やがて車は東京に近づいた。雪子の心も恵二の誠実な態度に傾きかけてきた。そのとき車は競走馬と衝突し、恵二は足を骨折して入院することになった。今では雪子の心は恵二に占領されていた・・・。

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