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作品紹介

われら劣等生

1965(昭和40年)/3/13公開     
配給:松竹(受託配給) 製作:ワールド・プロモーション

鈴木亮の原作「現代高校生気質・われら劣等生」を柳沢類寿が脚色、日本テレビ・ディレクターの佐藤雄三が監督した青春もの。撮影は岩橋秀光が担当している。

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スタッフ

原作:
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ストーリー

東和高校3年の新聞部員横田大助は、母一人子一人でアパートの一室をかりて暮らしていた。母とき子には愛人の松本がいたが大助はおふくろもまだ若いんだから、と割り切っていた。だが卒業も間近になり、家の事情で進学をあきらめなくてはならなくなった大助は、勉強する目的を失っていった。しかしある日、大助はとき子から、大学に行けるかも知れないと言われた。松本が学資を出してくれるというのだ。大助は母を思って、一旦は断ったものの、心の動揺をおさえることはできなかった。そんなとき大助と同じ新聞部員、清水哲夫が編集会議の席上「ミス東和高校人気投票」の企画を提案した。しかし進学、就職を間近にひかえた部員たちは、後のいざこざを恐れて、この企画に消極的だった。そのとき大助が立ちあがった「俺が責任をとる、高校最後の楽しい思い出をつくろうではないか」この大助の発言に部員たちも引きずられて、この企画を強行することにきまった。やがて「ミス東和高校人気投票」が発表され、校内は騒然となった。特に勉強嫌いの滝川やラグビー部のキャプテン高原は真っ先に賛同した。一方大助に仄かな恋心をよせるみち子、寿美枝、君子らも、表面は男の子の横暴に顔をしかめながらも自分の票数を気にしていた。だが、やがてこの企画が教員の間にも知れ渡り、大論争の末、中止させるべきだという強硬意見が強くなった。この企画の首謀者として大助も教員室に呼ばれた。大助は自説をまげず必ず僕の手で始末をつけると言い残して教員室を去った。やがて投票日になった・・・。

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