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青春大全集

1970(昭和45年)/12/16公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

「風の慕情」に続く吉永小百合の松竹主演第2作。脚本はジェームス三木、監督は水川淳三、撮影を竹村博がそれぞれ担当している。

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ストーリー

根本律子には黒木保という恋人がいた。共に22歳で、律子は楽器店のピアノの調律師であり、市役所の事務員をしている父信吾との二人暮し。一方保は横浜の小さなクラブでピアニストをしていた。結婚適齢期にさしかかった律子は、芸術家肌の保が、結婚生活にどれほど本気で、具体的なプランを持っているのか不安だった。そんなある日律子は、姉・絹江から絹江の夫の同僚で教師の阿部吾郎との見合いを勧められた。見合いの翌日、律子と保はデートするが、見合いの一件が保にばれて二人は喧嘩をしてしまった。しかし保が明日、律子の父と逢うという約束で和解が成立した。が、堅物の信吾と保では話が合うはずがなかった。律子と保の間にも二人がお互いに抱いている将来の生活設計の喰い違いが生じ、その翌日、二人の喧嘩は頂点に達し、保はクラブの女・志津子の誘惑に負け一夜を共にしてしまった。律子も父の勧める阿部とのデートを重ね、飾り気のない明るい阿部に好意を感じるようになった。しかし阿部とのデートで、保の働いているクラブに行った時、淋しそうにしかも投げやりにピアノを弾いている保の姿を見て、今までの喧嘩が逆に彼への慕情となって律子の心によみがえってきた。これを知った阿部は律子に猛然とプロポーズしたが、律子の心は動かなかった。再び結ばれた二人の将来は明るかった。

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