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作品紹介

喜劇・開運旅行

1971(昭和46年)/3/3公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

日本の名所を舞台にする旅行シリーズ第8作目。原作・脚本は前作「体験旅行」の舟橋和郎。監督、撮影も同作の瀬川昌治と丸山恵司がそれぞれ担当している。

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ストーリー

東京-熊本間を結ぶ特急みずほ号の専務車掌・有田修平は、東京車掌区内でもドケチといわれるほど徹底したしまり屋である。一方、同じ列車の食堂車で働く妻・京子は、夫とは正反対で給料は殆んど化粧品や衣裳に使ってしまう浪費家。従って夫婦にはいさかいが絶えない。そんなある日、修平は車内に捨ててあった花束を持ち帰り、隣に住むバーふくみの礼子に贈ったところ、礼子の発情癖が再発し、いどみかかられた。その現場を京子に見つかり誤解され、二人の争いは日ごとにエスカレートしていった。折も折、京子が宝くじで百万円を当てたことから、ますます険悪化し、とうとう京子は家を飛び出してしまった。それからの二人は、顔を合わせるのは車掌とウェートレスとしてみずほの中だけという奇妙な別居生活が始まった。一人暮らしの京子には、一億円横領犯人の手配書そっくりな男荒木が近づき、修平は車内で知り合った坂本昭子という徹底したしまり屋と意気投合して楽しい毎日を送っていた。ところが、修平は昭子の口から、自分は化粧品のセールス・ウーマンで修平を利用して国鉄の売店に斡旋してもらうつもりで近づいたということ聞くとあっという間に昭子に抱いていた夢も希望も消えてしまった。一方、京子もいかがわしい料亭に連れ込まれ、荒木をひっぱたいて、難を逃れたが、お互いに意地を張った別居生活のバカバカしさがようやくわかり、後悔の念にかられていた・・・。

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