作品詳細
DETAIL愛ってなんだろ
ストーリー
STORY
浅見麻里子は、おもちゃメーカーのデザイナーで、会社のフォークバンドで歌のリーダーもしている。専務の息子の青木がしつこく麻里子を誘うが、麻里子は企画部に新入社した河村俊二に好意を抱いていた。だが、俊二は音楽嫌いで、そのことでいつも麻里子と衝突していた。麻里子の父才太郎は洋菓子店を経営しているが、男ヤモメの寂しさで、小料理屋のおかみ・志津に中年男の恋を燃やしていた。また、ケーキ職人の平吉も秘かに麻里子に思いを寄せていた。新製品開拓会議の席上、俊二は、素朴で心のこもったおもちゃを、と熱弁し、認められた。そして、そのデザインは麻里子がすることになった。だが、麻里子のデザインに俊二はなかなかOKを出さなかった。そんなある日、青木といやいや山奥にドライブにでかけた麻里子は、道端のお地蔵さんの顔にひと目惚れして夢中でスケッチした。この麻里子の自信作は俊二に気に入れられ、早速製作に取りかかる段取りとなった。その頃、二人の間には仕事を通して、いつの間にか愛が芽生えていた。ある日、麻里子はふとした事から俊二の暗い過去を知った。かつて、音楽家志望だった俊二は良江という恋人を交通事故で失い、自分も手をケガして、その道を断念したというのである。彼の音楽嫌いもこのことが原因だったのだ。これらのことを麻里子に明かした俊二は交通殺人という過去の傷痕と、自分の新製品が製作中止になったことに耐えられず、会社を辞めてしまった。