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喜劇・大誘拐

1976(昭和51年)/6/12公開 90分    
配給:松竹 製作:松竹株式会社

5人のしがないサラリーマンが計画した誘拐事件が巻き起こす騒動を描いた喜劇。脚本は瀬川昌治と、永井素夫による共同執筆、監督は脚本も執筆している前田陽一、撮影を吉川憲一がそれぞれ担当している。

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スタッフ

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ストーリー

東京から遠くはなれた山間の粗末な団地に住む赤木勝彦は、毎朝5時に飛び起き、列車に駆け込む。彼の夢は、恋人の山川礼子と結婚し、分譲住宅を手に入れることだった。すでに二人で働いた三百万円を不動産会社に払っている。さて、飛び乗った列車のボックスには、いつものように学生風の男・内野、老紳士・中谷が掛けており、やがてカメラマンの蒲生が飛び込んで来た。四人は毎朝、この列車で東京へ通ううちに知り合った通勤仲間なのである。実はこの連中、それぞれ悩みを持っている。赤木の場合は三百万円払い込んだ不動産会社が倒産してしまい、中谷の場合は妻が病気の上、会社から自宅待機を言い渡されていた。内野は私立大学の5年生で、十数社の就職試験に失敗、その上、惚れていた女・みゆきが、銀座のキャバレーに勤め出してからは鼻もひっかけてくれない。蒲生はテレビ局の下請けプロのカメラマンだが仕事はあまりもらえない。そんなある日、礼子の勤める「たそがれ酒場」に四人が集まって“たいやきくん”論議をしていると、テレビのCMに所得日本一の北上大作が登場した。そこで社会的不公平の最たる北上大作を誘拐して身代金をいただこうと「たいやきくん同盟」を結成した。数日後、蒲生のプロに思いもかけず大作から選挙用PR映画の発注がきたのだった。

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