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闇の狩人

1979(昭和54年)/6/16公開 137分    
配給:松竹 製作:松竹 / 俳優座

金権政治が蔓延った徳川十代将軍家治の世、江戸の総元締を狙い、次々と悪人狩りをを引き受ける五名清右衛門の率いる闇の狩人の姿を描いたストーリー。池波正太郎の同名の原作の映画化で、脚本は北沢直人、監督は五社英雄、撮影は酒井忠がそれぞれ担当している。

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スタッフ

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ストーリー

徳川十代将軍家治の世、首席老中田沼意次が幕政をあやつり、後に田沼時代と呼ばれる金権汚職の世をつくりあげていた。そして、江戸市民生活の裏面には、金で殺しを請負う闇の狩人という組織があった。天明四年冬、浪人谷川弥太郎は河津の弥市の手引きで、白金の徳三を斬った。闇の稼業の一方の旗頭、五名清右衛門が競い合う徳蔵を消す仕掛けであった。弥太郎は、五名の代貸を勤める弥市に、谷川に落ち過去の記憶を失って彷徨っていたのを助けられ、谷川弥太郎と名づけられたのだ。その仕掛け以後、五名は弥太郎を片腕として雇い入れた。ある夜、五名と勢力を争う芝の元締治平の誘いに乗った弥市は、五名を亡きものにしようと企み、五名の女、おもんを手ごめにするが、その現場を看破られ、闇の掟通り殺されてしまう。おもんも川に沈められる筈だったが、隙を見て舟を漕ぐ寅松を殺して逃げる。がその現場を見た嘉助に強請られ、その女になり下がる。そして治平は弥太郎によって斬られてしまう。五名は、元北前藩家老の下国左門から、お家再興を願う蛎崎将監、筧軍兵衛らを亡き者にする仕掛けを請負い、弥太郎にその仕事を命じた。弥太郎は相手を次々と斬り倒すが、目指す二人を取逃してしまう。隠れ家でかえり血を清めている弥太郎に、治平の女お蓮が恨みを晴らそうと斬りかかり、弥太郎は深傷を負う。別の隠れ家に運ばれた弥太郎の手当をする五名の囲い女おりはは、弥太郎の顔を見て驚く。行方しれずの夫平三郎だったからだ・・・。

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