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きらめきの季節

1980(昭和55年)/2/16公開 115分 カラー   
配給:松竹(受託配給) 製作:共同映画 / 青銅プロ

心臓発作の持病をもつ少女が病を克服して卓球高校チャンピオンになるまでを描いた感動のストーリー。若桜木虔の小説『白球を叩け』の映画化で、脚本は長坂秀佳、監督は吉田憲二、撮影を大津幸四郎がそれぞれ担当している。

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スタッフ

原作:
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ストーリー

1977年秋、元卓球世界チャンピオンの長谷川信彦と河野満の模範試合が、ある体育館で行なわれていた。見守る観衆の中に、15歳の鮎沢久美子がいた。久美子は先天性心房中隔欠損症のため、運動を禁じられているが、明るい青春を送りたいと、家族に内緒で町の卓球場で練習を重ねていた。模範試合から数日後、久美子は卓球部の妹と試合をして、簡単に勝ってしまう。その試合を明和女子高の卓球コーチ、峰岸が見ていた。久美子に素質を見出した峰岸は試合を申し込む。峰岸のサーブを返すことも出来ない久美子。久美子は峰岸にほのかな思いを抱き、明和女子高の卓球部に入る決心をする。1978年春、明和女子高入学。卓球部の新入部員達は、中学時代の実績を持っており、心臓に病を持つ久美子は練習にも遅れがちだ。1979年夏。峰岸が大学の後輩と結婚するというニュースが入った。久美子は悩んだ。自分は卓球をやりたかったのか、峰岸が好きだったのか。練習を休み、浜辺でひとり悩む久美子。そこへ兄の鉄児がやってきて、「甘えるのもいいかげんにしろ」と久美子の頬を打つ。一緒にいた部のライバル、ゆかりが新しいラケットを彼女に渡す。再出発した久美子は、天性の素質でインターハイ出場までこぎつけた。そして団体決勝戦の最終戦。久美子は宿敵、佐々木と対戦した。1セットずつ互いに取り合って第3セットに入った。発作の恐怖と闘いながら、青春の全てを賭けた久美子の最後のスマッシュ。入ったか、オーバーか、確かめぬまま久美子は倒れた。

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