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サッちゃんの四角い空

1980(昭和55年)/2/16公開 92分 カラー   
配給:松竹(受託配給) 製作:馬道プロ

交通事故で頭に重傷を負い、植物人間となりながらも、周囲の人々の献身的な看護で、奇跡的な快復を見せる少女を描いた感動のストーリー。梶田欽志の原作の映画化で、脚本は長谷部利朗、監督は長谷部利朗と山田健による共同執筆、撮影は長沼六男がそれぞれ担当している。

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スタッフ

原作:
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ストーリー

夏休みが終わると岩手山麓に秋がしのびよって来る。学校の帰り道、三年生の岩木サチコは畑仕事をしている母のひさ乃と別れた後、トラックにはねられてしまう。頭蓋骨開放性陥没骨折、脳挫傷、硬膜裂傷の瀕死の重傷。サチコの父、武市は地方公務員、母のひさ乃が農事を切り廻し、長兄周一は東京に就職、弟の裕二、健三は中学生の明るい家庭は一変した。二ヵ月たっても意識の戻らない植物人間となったサチコ。病院の廊下で生活する武市とひさ乃。田圃は荒れ、家を守る兄弟に喧嘩は絶えない。何ヵ月も眠れない夜を過ごすひさ乃は、思わずサチコの首を締めようとしたこともあった。そんなある夜、病室を廻っていた西尾婦長が何気なくサッちゃんバイバイと言うと、サチコの顔がほんの少しほころんだ。「サッちゃんが笑った!」集まって来るひさ乃や先生。この笑いで崩壊寸前の家庭が救われた。年が明けると、病室がサチコの教室となった。大森教諭がカセットを持ち込んだ。サチコは着々と快復に向かっている。

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