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わるいやつら

1980(昭和55年)/6/28公開 129分 カラー   
配給:松竹 製作:松竹 / 霧プロ

女から金をまきあげて経営の赤字を埋める病院長と、まわりをとりまく女たちを描いたストーリー。松本清張の同名の小説を映画化したもので、脚本は井手雅人、監督は野村芳太郎、撮影を川又昂がそれぞれ担当している。

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スタッフ

原作:
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ストーリー

総合病院の院長・戸谷信一は名医と言われた父の死後は遊びほうけ、病院の赤字を女たちからまきあげた金で埋めていた。戸谷には妻の慶子と別居中で、横武たつ子、藤島チセの二人の金ずるの愛人がいる。また現在は槙村隆子という独身で美貌のデザイナーに夢中になっていた。戸谷は友人の経理士、下見沢に妻との離婚の金銭問題やその他の悪事を任せていた。愛人たつ子は深川の材木商のおかみで、親ほど歳の違う夫は、長く病床にあり、彼女が店をきりもりしていた。彼女は戸谷に金を貢ぎながら、夫を毒殺しようとする。戸谷の協力で、たつ子の計画は成功するが、家族の疑いで彼女は店の金を自由に使えなくなってしまう。戸谷は結婚を迫る金のないたつ子を、かつての父の二号で、自分も関係した婦長の寺島トヨと共謀して殺害する。一方の愛人、藤島チセも東京と京都にある料亭を切りまわす女傑で、戸谷の最大の資金源だった。チセも夫を疎ましがっており、戸谷はたつ子のときと同じ方法で殺害する。二度とも、医師として信用のある戸谷の書いた死亡診断書は何の疑いももたれなかった。戸谷は秘密を知るトヨの存在が次第に邪魔になり、モーテルで絞殺、死体を林の中に投げ捨てた。戸谷はすべての情熱を隆子に注いだ。一方、トヨの死体発見の記事はいつまでも報道されなかった。そんなある日、井上警部が戸谷を訪れた。

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