1982(昭和57年)/7/10公開 185分 カラー
配給:松竹(受託配給) 製作:日本サンライズ
TVアニメ・シリーズとして放映された“接触篇”と新たに製作された“発動篇”の二部構成で、人間の生と死、運命、輪廻転生、そして“イデ”とは?!をSFアクションの形を借りて描くアニメーション。原作は矢立肇と富野喜幸、脚本は山浦弘靖、富田祐弘、渡辺由自、松崎健一が担当。監督は滝沢敏文、総監督に「機動戦士ガンダム」の富野喜幸。
ソロ星衛星軌道を、バッフ・クラン星人を乗せた宇宙船が周回していた。ソロ星は近年地球からの移民が続いている星だった。宇宙船から、バッフ・クランの軍総司ドバの娘カララを乗せて小型機が下降、指揮官のギジェは部下達に彼女をつれ戻すように命令する。二機が攻撃を浴びたことにより、戦いが始まった。ソロ星のコスモ、デク、カーシャ、シェリル、ベスたちは遺跡にあった三台の機械が自ら変形し、ひとつになり、巨大なロボット、イデオンの姿になったことを知った。バッフ・クランたちはこの巨大な姿に無限の力、イデの存在を感じた。戦いは激化してゆき、遺跡であったはずの宇宙船がソロシップとなって、イデオンを乗せて上昇しはじめた。異星人と発覚しつつもカララは仲間と溶け込んでいった。カララの姉ハルルの乗る宇宙船やドバ軍総司の部下ダラムたちの船が接近し、イデオンに集中砲火を加えた。肉迫戦となり、コスモは深い傷を負いまどろみの中でイデと対話したのだ。ソロシップは果てしない逃亡を続けた。バッフ・クランは執拗に追い続けた。コスモは愛する少女キッチンを失い、ギジェもまたシェリルを残して死んでいった。イデはカララとジョリバをテレポートさせ和平への最後のチャンスを与えようとした・・・。