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薄化粧

1985(昭和60年)/10/26公開 124分 カラー   
配給:松竹 製作:松竹 / 五社プロ / 映像京都

妻子を殺害した上に刑務所を脱獄した男の生きるがための逃亡生活を描く。西村望原作の同名小説の映画化で、脚本は「危険な女たち」の古田求、監督は「櫂」の五社英雄、撮影も同作の森田富士郎が担当している。

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スタッフ

原作:
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ストーリー

昭和23年、坂根藤吉はある山奥の鉱業所で坑夫として働き、妻ふくみ、息子喬と3人で暮らしていた。ある日、鉱山で落盤事故が発生し、坂根は鉱夫の代表として補償問題を会社側と掛け合ったが、逆に多額の裏金を会社側から掴まされてしまう。坂根の運命の歯車が狂いだしたのはこのときからであった。裏金を元に金貸しをはじめた坂根は、事故で夫を亡くした地所テル子に接近し、親密な仲になった。この浮気が原因で妻ふくみと一人息子喬を次々と惨殺する。また、坂根は金を貸していることをだしに仙波徳一の妻すゑとも肉体関係を結び、すゑの一人娘弘子にまで手を出そうとする。しかし、弘子は坂根からたくみに金を引き出し、鉱業所の課長と結婚してしまう。小娘に翻弄されたことに気づいた坂根は、弘子の婚礼の夜、仙波家をダイナマイトによって木端微塵に吹き飛ばした。この爆破容疑で逮捕された坂根は、真壁刑事、松井刑事の執拗な追求に合い、ふくみ・喬殺しも発覚してしまう。留置場に入れられた坂根は突然、隠し持っていた剃刃で自殺をはかるが、奇跡的に一命はとりとめた。昭和27年、坂根は刑務所を脱走し、以後、素性を隠しながら各地の飯場を転々する流浪の旅が続いた。そんな逃亡生活の果てに、坂根は一人の薄幸の女・内藤ちえと巡り合い、一時の幸せを手に入れるのだが・・・。

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受賞歴

毎日映画コンクール女優助演賞(藤真利子):ブルーリボン賞助演女優賞(藤真利子)

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