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十手舞

1986(昭和61年)/9/20公開 116分 カラー   
配給:松竹 製作:松竹 / 五社プロ / 映像京都

影十手となって悪を闇から闇に葬る女性の姿を描いた時代劇。「週刊サンケイ」連載の五社英雄、森幸太郎原作の劇画の映画化で、脚本は「薄化粧」の古田求、監督は同作の五社英雄、撮影も同作の森田富士郎が担当している。主題歌は、世良公則(「Against The Wind」)。

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スタッフ

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ストーリー

江戸時代、影十手と呼ばれる町奉行さえも手を出せない大きな悪を闇から闇に葬るものたちがいた。江戸伝馬町牢屋敷では犯科帳で斬罪が申し渡された弥助たちが、江戸町奉行・内海孫兵衛の眼の前で影十手となる。20余年後、松平周防守は渡海赦免状(貿易許可証)を捏造して、江戸に棲む回般間屋叶屋源四郎に与え、そこを隠れ蓑に国禁であるところの抜け荷をやらせ、藩の財政を裏から支えようとしていた。弥助たちは松平を叩き落とすため、動かぬ証拠である海渡赦免状を手に入れようとする。弥助は松平の手先、牙の伝蔵の情婦、お蝶と出会う。彼女は弥助が捨てた妻・お咲と瓜二つだった。お蝶は弥助の娘だったのである。母と自分を捨てた父親を憎んだお蝶は、死んだ母の仇を討つため、弥助の敵である伝蔵の配下となり、弥助を倒す覚悟でいた。二人の再会を蔭でのぞき見た薊のおれんの通報でそのことを知った伝蔵は、お蝶をおびき寄せる。弥助たちは拷問にあい絶命、また、伝蔵も死に、お蝶は捕えられた。死刑を宣告された彼女に、孫兵衛は弥助のやり残した大仕事を片づけるため影十手になれとせまる。影十手として生きてきた父に人間の悲しさを見たお蝶は十手を握り、立ち上がった。

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