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二十四の瞳

1987(昭和62年)/7/11公開 129分 カラー   
配給:松竹 製作:松竹 / 東北新社 / 電通 / 東京放送

瀬戸内海の小豆島を舞台に、一人の女教師と十二人の教え子たちの交流を描いた名作の映画化。原作は壷井栄の同名小説、脚本は「新・喜びも悲しみも幾歳月」の木下惠介、監督は「ときめき海岸物語」の朝間義隆、撮影も同作の花田三史がそれぞれ担当している。

潤色:朝間義隆

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スタッフ

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ストーリー

昭和三年、瀬戸内海に浮かぶ小豆島。この岬の分教場に大石久子という若い女性教師が赴任した。洋服を着て自転車で通勤する彼女は、村の人々から好奇と非難の目で迎えられる。分教場では今日から小学生になる十二人の子供たちが久子を待っていた。ソンキと呼ばれる磯吉、キッチンこと吉次、竹一、正、ニクタこと仁太、マスノ、ミサ子、松江、小ツル、早苗、富士子、コトエと性格は様様だったが可愛い子供たちだった。九月になり、子供たちと浜辺で歌を歌っていた久子は、彼らがいたずらで掘った落とし穴にはまり足をくじいてしまう。怪我は思いのほか重く、暫く学校を休むことになった彼女のもとに、ある日子供たちが見舞いに現われた。十二人で相談して二里もある道を空腹と疲労にさいなまれながら歩いてきたのだ。彼らの久子を慕う気持ちは、村の人たちの目を変えさせたが、彼女は遠い分教場へ通うことができず、やむなく本校に転任することになった。子供たちの涙に送られて、久子は岬を去った。五年の月日が流れ、六年生になった子供たらは本校に通うようになった。その秋、久子は遊覧船の機関士、正吉と結婚した。子供たちにも人生の荒波が押しよせた。

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受賞歴

ジフォーニ国際児童映画祭興行者組合賞

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