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作品紹介

椿姫('88)

Lady Camellia

1988(昭和63年)/6/4公開 96分 カラー   
配給:松竹 製作:松竹株式会社

オペラ好きのタクシー運転手と芸者の情熱的な愛を描いた珠玉のラブストーリー。ベルディの歌劇「椿姫」をモチーフに「男はつらいよ 寅次郎物語」の山田洋次と朝間義隆が共同で脚本を執筆。監督は「二十四の瞳(1987)」の朝間義隆、撮影は同作の花田三史がそれぞれ担当している。

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スタッフ

監督:
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美術:
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ストーリー

北海道の釧路でタクシー運転手をしている格次郎は、ある日オペラ歌手の水原智絵子と弟子の美紀を客として乗せた。格次郎が熱狂的なオペラ・ファンだったことから話がはずみ、自分の恋物語を語った。4年前格次郎は、タクシー業者の忘年会で芸者の小雪と出会った。彼女は二次会の席で意外にもオペラ歌手並の声で「乾杯の歌」を歌い、格次郎を驚かせた。小雪はオペラを習ったことがあると言い格次郎と意気投合。格次郎は数年前に妻と別れ、二人の子供と暮らしていた。実兄の福太郎から再婚を勧められるが、小雪のことが忘れられない。ある日、格次郎は札幌駅で小雪とパトロン風の男を乗せてしまう。格次郎とは気づかずに口喧嘩する小雪。格次郎は目的地で男が降りたすきに車を発車させてしまう。そのまま小雪と恋の逃避行を続けるが、兄に連れ戻された。そんな優柔不断な格次郎に小雪は愛想を尽かして去ってしまうのだった。しばらくして小雪が札幌に店を出し、格次郎はいつか約束したオペラ「椿姫」のチケットを持って訪ねたが、実は小雪は病を患っていた。オペラの当日、小雪の代わりに店の若いホステスが代わりにやって来た。小雪が入院していると聞き、格次郎はオペラを見ずに病院へ車を走らせたが、再会した小雪はやつれて果てていた・・・。

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受賞歴

アジア太平洋映画祭音楽賞(三枝成彰):サレルノ国際映画祭チェザーレ・サパッティーニ賞:日本アカデミー賞音楽賞(三枝成彰):山路ふみ子賞女優賞(松坂慶子)

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