1988(昭和63年)/7/16公開 98分 カラー
配給:松竹(受託配給) 製作:C・C・J
ロックが好きな男子高校生4人の恋愛や友情などの青春群像を描いた作品。大友克洋原作の同名漫画の映画化で、脚本は「バツ&テリー」の平野靖士と「Theえれくと」の水谷俊之(村松悟)と「不可思議物語 FANTASTIC COLLECTION」(「ワン・ステップ・ビヨンド」「猫はよく朝方帰ってくる」)の山川直人が共同で執筆。監督は同作の山川、撮影は「噛む女」の篠田昇が担当している。
ヒロシ、エージ、ショータローはロックが大好きな田舎の高校生である。ある日、東京からアキラが転校してきて、彼らのバンドに加わった。4人全員とも陸上部のミツコに憧れていたが、文化祭の打ち上げで彼女が農校の番長ヨウスケと付き合っていることを知った。4人の中でも最もミツコに入れ込んでいたショータローがショックをうけている中、ヒロシにはユーコというガールフレンドができ、アキラはスナックのママ、ミカとよろしくやっていた。そんなある晩、4人はミツコとヨウスケが車の中で抱き合っているのを見てしまう。翌朝、ヒロシはショータローをかばってミツコを罵るが、彼女は「ヨウスケが好きなだけ」と泣き叫んでしまう。落ち込んだ4人は運命や死について考え、コンサートを開こうという話が持ちあがるが・・・。