1988(昭和63年)/10/29公開 99分 カラー
配給:松竹富士 製作:松竹富士
少年院で知り合った不良少年達の青春を描いたストーリー。イカンガー岩崎、根岸康雄原作の『塀の中の懲りない少年たち』の映画化で、脚本は「徳川の女帝 大奥」の関本郁夫と「極道渡世の素敵な面々」の松本功が共同で執筆。監督は関本、撮影は「光る女」の長沼六男がそれぞれ担当している。主題歌は、ザ・モッズ(「涙のLAST NIGHT」)。
フケのガンは18歳の夏、窃盗罪、不法侵入罪、ワイセツ物陳列罪で少年院送りとなった。そして新入りのガンに対するいじめが始まった。リーターはギンジ、弟分にラッキー、キレタ君、タカシがいる。しかし、19歳で既婚者のオヤジだけはガンに手を差しのべてくれた。ある日大喧嘩の末、ガンとギンジの間に友情が生まれた。ガンは退院を待ちきれないオヤジを連れて脱走するが、オヤジは愛妻・信子の前で捕まった。一方、逃げのびたガンは美少女・加奈子に、一目惚れしてエレベーターの中でパンツを脱ぐが、再び捕まってしまった。やがてラッキーやギンジも退院し、ガンの再退院をベンツで迎えた。ラッキーがマンションヘルスを計画し、連れてきた女の子が加奈子で、ガンは動揺した。しかし、二人は反発しながらも惹かれていく。マンヘルは摘発され、ラッキーは再入院。ギンジの所にはガンや加奈子、オヤジ、キレタ、タカシが転がり込んできた。タカシのアイディアで無農薬大麻の販売をしようとするが、敵対する梶組の大内に通報されてタカシは再入院。大元の曽根組も摘発され、ギンジは大内を殺すよう命じられる。一方、信子は大内の情婦となり、ガンとオヤジは無理矢理梶組に入られてしまった・・・。