1989(平成元年)/7/15公開 98分 カラー
配給:松竹(受託配給) 製作:バンダイ / 東北新社
近未来の東京を舞台にコンピュータ犯罪を解明していく警察の活躍を描く人気OVAアニメの映画化。脚本は「紅い眼鏡」の伊藤和典、監督は同作の押井守がそれぞれ担当している。
1999年、東京。工事現場など生活のいたるところでレイバーと呼ばれるロボットが活躍している。警察においてもパトレイバーが導入されていた。ちょうどその頃、レイバーは更新時期に入り、頭脳を操るコンビーュータOSはHOSという新型OSに書き換えられていた。ある日、自衛隊レイバーを始めとするレイバーの謎の暴走事故が発生、パトレイバー隊が調査に乗り出した。東京を壊滅できるだけのコンピュータ・ウイルスが仕掛けられた計画的犯罪で、HOSが関係しているとわかるが、その開発者は自分のデータを消して姿をくらましていた。東京湾岸では東京の土地問題を一挙に解決しようと今世紀最大の洋上工事計画=バビロン・プロジェクトが推進されていた。ここには全国で稼動中の45%のレイバーが集中し、その整備は洋上プラットホーム=方舟で行われていた。やがてパトレイバーはHOSがある条件下で暴走することをつきとめるが、それは方舟だった。そしてその日は刻々と迫っていたのだった。