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キッチン

1989(平成元年)/10/29公開 106分 カラー   
配給:松竹(受託配給) 製作:光和インターナショナル

台所が好きという天涯孤独の少女と風変わりな青年の家族との同居生活を描いたストーリー。吉本ばなな原作の同名小説の映画化で、脚本・監督は「愛と平成の色男」の森田芳光、撮影は同作の仙元誠三がそれぞれ担当している。

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スタッフ

原作:
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脚本:
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美術:
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編集:

ストーリー

一人っ子のみかげは、幼い頃に両親を亡くしてから祖母と二人暮らしだった。その祖母も他界し、いつしかみかげは台所の冷蔵庫の脇で寝るようになっていた。台所の好きなみかげにとって、そこが一番落ち着ける場所だったのだ。一人ぼっちになったみかげは友人の雄一の厚意で、彼のマンションに引っ越すことになった。ある晩みかげは雄一の母・絵理子を紹介されるが、それは女装した父親の姿だった。こうしてみかげと雄一、絵理子の同居生活が始まった。絵理子はゲイバーのママで夜は遅く、雄一も昼夜が逆の生活だったが、みかげには居心地がよかった。そしてなによりみかげはここの台所が気に入っていた。ある日料理教室のアシスタントとして働くみかげの元へ、雄一の恋人・真美が怒鳴り込んできた。みかげと雄一が同棲していると勘違いしたのだった。みかげは雄一の家を出、同僚の多美恵とアパート暮らしを始めた。ある晩ゲイのちかがみかげを訪ね、絵理子が店を辞めて精神病院に入院したことを教えてくれた。みかげと雄一は絵理子を見舞うが、彼女は意識で女になっているので神経が混線してしまったのだった。雄一の誕生日にみかげがマンションを訪ねたところ、絵理子も麦原医師を伴って帰ってきた。しかも麦原は病院を辞めてプラネタリウムの仕事につき、絵理子と暮らす決心をしていた。みかげと雄一の関係も友人から恋人へと変わり、四人はマンションで同居することになった。

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受賞歴

ブルーリボン賞新人賞(川原亜矢子):キネマ旬報賞主人俳優賞(川原亜矢子):日本アカデミー賞撮影賞(仙元誠三)・照明賞(渡辺三雄)・助演男優賞(橋本功)・新人俳優賞(川原亜矢子):山路ふみ子賞新人女優賞(川原亜矢子)

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