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森の石松

1949(昭和24年)/6/4公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

東西撮影所の監督交流で、吉村公三郎が大船より京都に出向。製作は絲屋寿雄、脚本の新藤兼人、監督の吉村公三郎、撮影の生方敏夫。出演は藤田進、轟夕起子、飯田蝶子、志村喬、笠智衆、角田富江らの他朝霧鏡子、河村黎吉。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

百姓石松は今年も地主の旦那の家で一番茶の作業を終え、わずかの手間賃を懐に友人吾作との帰り途中、知り合いのお新の茶店に寄り、ちょうど開帳していた島千鳥の博打場に手を出してスッテンテン。しおれてお袋のところへ帰ったが、つくづく百姓が嫌になり侠客になろうと決心。お袋や吾作の止めるのも聞かず、茶店のお新に教えられ当時名代の清水次郎長の子分になろうと生まれ故郷を後にする。さて清水港で次郎長の子分にはなったものの、そう簡単にいい顔になれるはずはなく、毎日沖仲仕の仕事でつくづくいやになり逃げ出したところがつかまって海の中へたたき込まれ、やっとはい上って港屋でヤケ酒。ちょうどその時出入りがあって港屋のお藤の兄でこれもヤクザの半七が石松を呼びにくる。お藤は利口者、兄の半七にヤクザの足を洗えと再三のかき口説き、だが半七は「命を張った男渡世だ!」と勇んで出入りにとび出していく。石松もそのあとを追って出入りでは半七は相手の九六に切られ石松の捨て身の刀で九六を倒したが、石松は片目となる。時が流れてあのとき以来、めきめきと売りだした森の石松、今では子供の手マリ唄にまでうたわれ、清水港を肩で風切って歩いている。港屋のお藤はヤクザをやめれば一緒になるというけれど、石松はいとしい女よりヤクザが大事という始末。さてその年の金比羅まいり、親分の代参で石松が行く事になる…。

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