2003(平成15年)/9/7公開 116分 カラー ヴィスタ 映倫番号:116724
配給:松竹(受託配給) 製作:バンダイビジュアル / TOKYO FM / 電通 / テレビ朝日 / 斎藤エンターテイメント / オフィス北野
勝新太郎の代表作「座頭市」を、長年の念願でもあった北野武監督が映画化。監督自ら考案・指導したスピード感と迫力に満ちた殺陣をはじめ、独自の解釈と工夫で描くエンターテインメント・アクション時代劇。主演はビートたけし。共演に浅野忠信。岸部一徳、柄本明らベテラン、実力派俳優が脇を固める。2003年ベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作。
その日、訳ありの三組が同じ宿場町にやってきた。一人は金髪で朱塗りの杖を持ち、盲目の居合いの達人・座頭市。もう一組は浪人の服部源之助とその妻おしの。殿様の師範代という身分を捨てた服部は、病気を患う妻のために用心棒の職を探していた。さらにもう一組、旅芸者のおきぬとおせいの姉妹。彼女たちの三味線には人を殺めるための仕掛けが施されていた。それぞれに影を秘めた三者の皮肉な運命の糸は、町を仕切るヤクザの親分・銀蔵と大店の主人・扇屋を介してついに交錯、やがて因縁や怨恨の入り交じる壮絶な闘いが幕を開ける。
第60回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞