2005(平成17年)/4/16公開 119分 カラー ヴィスタ 映倫番号:117159
配給:松竹 製作:「阿修羅城の瞳」製作委員会
時は文化文政。一見平和に見えるその裏で、人の世を滅ぼさんとする鬼たちが跋扈する巨大都市・江戸。鬼を祓うためにつくられた組織「鬼御門」の副長・病葉出門は、「鬼殺し」と恐れられる腕利きだったが、5年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では舞台役者として人気を集めていた。ある日、出門は謎の女つばきと出会い、一目で恋におちる。しかし、つばきは自分も知らない、驚くべき悲しい宿命を背負っていたのだった。
時は文化文政。病葉出門は、かつて鬼御門という鬼を祓うためにつくられた組織に属し、鬼殺しと怖れられる腕利きだったが、5年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では舞台役者として活躍していた。その頃、江戸の町は”闇つばき”と言う、盗賊団での噂で持ち切りだった。表向きは曲芸を披露する渡り巫女だった。その中にひときわ美しい女がいた。その名はつばき。5年前、川辺に倒れているところを渡り巫女たちに助けられたのだが、それ以前の記憶を失くしていた。ふとした偶然から、出門はつばきと出逢い、端正な顔立ちに似合わぬ激しい気性を持つ彼女にたちまち恋をするのだが、彼女の瞳の奥に宿る何かに胸騒ぎが。「恋をすると鬼になる」つばきは真実の恋に出会うと、鬼の王・阿修羅に生まれ変わってしまう数奇な宿命を背負っていたのだった・・・・・・