2005(平成17年)/6/10公開 104分 カラー ヴィスタ
配給:アートポート 製作:楳図かずお / 「楳図かずお 恐怖劇場」製作委員会
楳図かずおの同名カルト漫画を「恋する幼虫」「卍」の奇才井口昇監督が実写映画化。異形ゆえの孤独と哀しみを背負う妖怪“猫目小僧”が、愛する人間の美少女を守るため最強の敵に立ち向かう。主演は「ミラーマン REFLEX」の石田未来。
父と弟と共に東京から東北の片田舎へと引っ越してきた美少女まゆか。左頬にある大きなあざを気にするあまり性格が内気な彼女は転校先でもいじめに遭ってしまう。一方の弟・浩もぜんそくに苦しみ、薬が手放せなかった。そんな2人は、ある時、家に入り込んできた猫の目の奇妙な少年と出くわす。それは孤独な妖怪、猫目小僧だった。やがて彼の力で、ぜんそくとあざを治してもらった姉弟は、次第に猫目と打ち解けていく。すっかり明るさを取り戻したまゆかだったが、やがて普通の青年との恋に目覚め、次第に猫目を避けるようになっていく。一方その頃、村では人間に恨みを持つ妖怪ギョロリが人々を襲い、肉玉に変えてしまう事件が続発していた。しかし村人たちは猫目を疑い、彼を壮絶なリンチにかけるのだった…。