2006(平成18年)/9/30公開 117分 カラー ヴィスタ
配給:ムービーアイ / 松竹 製作:「夜のピクニック」FILM VENTURER
原作は第2回本屋大賞に輝いた恩田陸のベストセラー。「歩行祭」とは、恩田氏の母校、名門水戸第一高校で戦前から行われている伝統行事なのだそうだ。80キロの道のりを24時間かけて歩く。仲間たちとワイワイしゃべりながら歩いていると、あっという間に3、4時間歩いている。そんな経験、なかなかできるものではない。だからこそ生徒たちはそれぞれの想いを抱いて参加する。それは友人との仲直りだったり、好きな人への告白だったり…。観客も気付かぬうちに「歩行祭」の参加者になっている。そんな臨場感を感じさせる、長澤雅彦監督のあらたな青春映画の傑作の誕生だ。
1000人の生徒が一緒に、24時間夜を徹して80キロを歩く伝統行事「歩行祭」。今回で最後の歩行祭となる甲田貴子は、密かな想いを抱いて参加した。それは、一度も話したことのないクラスメイト、西脇融に話しかけるということ。そんな簡単なことが出来ない…。親友にも言えない、特別な秘密が二人にはあった。今年で最後だから、特別な日だから、賭けにでるのは今日しかない。そして、最後の歩行祭が始まる…。