2007(平成19年)/7/28公開 カラー
配給:松竹 製作:「河童のクゥと夏休み」製作委員会
映画クレヨンしんちゃんシリーズの『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(01)、『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』(02・文化庁メディア芸術祭アニメ部門大賞)を監督した原恵一が、5年という年月をかけて新作を完成させました!本作は木暮正夫の原作をもとに、原監督が自ら企画、脚本も担当。不思議な力を秘めた河童のクゥと、小学生の少年・康一との出会いからはじまる物語は、友情、家族、思いやり、人とのつながりといった、大切なことを思い出させてくれる、愛と優しさあふれるファミリー映画です。
夏休み前のある日、小学校の帰り道に上原康一は大きな石を拾った。持ち帰って水で洗うと、中から何と河童の子供が!!第一声は「クゥ」と名付ける。クゥは康一たちと同じ言葉を話し、何百年もの間、地中に閉じ込められていたことがわかる。最初は驚いた家族もクゥを受け入れ、クゥのことは秘密にしようと決める。クゥと康一は、一緒にお風呂に入り、食卓を囲み、同じベッドで寝る。クゥは相撲が得意で、康一の父・保雄も投げ飛ばす怪力の持ち主。だがある日、クゥを連れてはじめてのひとり旅をすることに。豊かな自然に囲まれた遠野は、河童が暮らすには最高の場所に見えた。きれいな川で生き生きと泳ぐクゥの姿に、「クゥ、マジすごいよ!!」と康一は大興奮。しかし河童を見つけられないまま旅は終わった。遠野から戻ると、家の近所に記者が!!噂の河童を見せろと、無理やり写真を撮られてしまった!クゥの存在が世間に知られ・・・