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八日目の蝉

2011(平成23年)/4/29公開     
配給:松竹 製作:日活 / 松竹 / アミューズソフトエンタテインメント / 博報堂DYメディアパートナーズ / ソニー・ミュージックエンタテインメント / Yahoo!JAPAN / 読売新聞 / 中央公論新社

不実な男を愛し、子を宿すが、母となることが叶わない絶望の中で、男と妻の間に生まれた赤ん坊を連れ去る女、野々宮希和子と、その誘拐犯に愛情一杯に4年間育てられた女、秋山恵理菜。実の両親の元に戻っても、「ふつう」の生活は望めず、心を閉ざしたまま21歳になった恵理菜は、ある日、自分が妊娠していることに気づく。相手は、希和子と同じ、家庭を持つ男だった。過去と向き合うために、かつて母と慕った希和子と暮らした小豆島へ向かった恵理菜がそこで見つけたある真実。そして、恵理菜の下した決断とは・・・?

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八日目の蝉
(C)2011映画 「八日目の蝉」製作委員会

スタッフ

原作:
監督:
脚本:
音楽:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:
  • 主題歌:「Dear」中島美嘉

ストーリー

1995年10月東京地裁。秋山丈博(田中哲司)、恵津子(森口瑤子)夫婦の間に生まれた生後6ヶ月の恵理菜を誘拐し、4年間逃亡した野々宮希和子(永作博美)への論告求刑が告げられた。最後に何か言いたいことはと裁判官に尋ねられた希和子は、静かにこう述べた。「・・・・・・四年間、子育ての喜びを味あわせてもらったことを感謝します」  会社の上司であった秋山丈博を愛し、子供を身ごもった野々宮希和子。しかし丈博には妻がいた。男は「いずれ妻と別れるから、それまで待ってくれ」と言うばかりで、産むことはどんなに望んでも決して叶えられないことだった。だが、気持ちの整理がつかないまま、子供を諦めた希和子。だが、人工中絶手術の後遺症で、二度と子供を産めない体になってしまう。そんな時、丈博から妻の恵津子が子供を産んだことを知らされる。一方には諦めさせ、一方には産ませる男の身勝手さ。最初から未来などなかったのだ。別れる前に一目だけでも赤ちゃんを見たい。見れば諦めがつく・・・・・・そう思った希和子は、夫婦の留守宅に忍び込む。ベビーベッドで泣き叫ぶ赤ん坊を抱き上げた時、赤ん坊は女に笑顔を向けた。その瞬間、希和子はしっかりと子供を抱えて、雨の中を飛び出していった・・・

八日目の蝉
(C)2011映画 「八日目の蝉」製作委員会
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