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わが母の記

Chronicle of My Mother

2012(平成24年)/4/28公開 118分 カラー   
配給:松竹 製作:「わが母の記」製作委員会

国民的作家・井上靖の自伝的小説を、豪華キャストで描く家族の絆の物語。たとえ記憶がなくなったとしても、きっと愛だけは残る―10年にわたる家族のラブストーリー。昭和39年。小説家の伊上洪作は、父が亡くなったことから、実母・八重の面倒をみることになる。幼少期、母親と共に暮らしてこなかった伊上は、妻と三人の娘、妹たち“家族”に支えられ、自身の幼いころの記憶と、八重の思いに向き合う事になる。八重は、次第に薄れてゆく記憶の中で、“息子への愛”を必死に確かめようとし、息子は、そんな母を理解し、受け入れようとする。国民的作家・井上靖が45年前に綴った自叙伝的小説「わが母の記」を元に、「クライマーズ・ハイ」(08)の原田眞人監督が、「愛し続けることの素晴らしさ」、「生きることの喜び」を描く感動作。

わが母の記
(C)2012「わが母の記」製作委員会

ストーリー

小説家の伊上洪作は、幼少期に兄妹の中でひとりだけ両親と離れて育てられたことから、母に捨てられたという想いを抱きながら生きてきた。父が亡くなり、残された母の暮らしが問題となり、長男である伊上は、妻と琴子ら3人の娘たち、そして妹たちに支えられ、ずっと距離をおいてきた母・八重と向き合うことになる。老いて次第に失われてゆく母の記憶。その中で唯一消されることのなかった、真実。初めて母の口からこぼれ落ちる、伝えられなかった想いが、50年の時を超え、母と子をつないでゆく──。

わが母の記
(C)2012「わが母の記」製作委員会

受賞歴

第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ

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