2018(平成30年)/5/4公開 116分 カラー シネスコ
配給:東宝 製作:「ラプラスの魔女」製作委員会
製作委員会:東宝 KADOKAWA ジェイ・ストーム 電通 JR東日本企画 KDDI オー・エル・エム トーハン GYAO
初老の男性が妻と訪れた温泉地で、硫化水素中毒により死亡した。事件の担当刑事・中岡は、妻による遺産目当ての計画殺人ではないかと疑いを抱く。警察からの依頼で事故現場の調査を行った地球化学の専門家・青江修介教授は、「気象条件の安定しない屋外で、致死量の硫化水素ガスを吸引させる計画殺人は実行不可能」と断定、事件性を否定した。それから数日後。別の地方都市でも硫化水素中毒による死亡事故が発生、その被害者が前回の事故で死亡した男と顔見知りであることが判明した。青江は新たな事故現場の調査に当たるが、やはり前回同様、事件性は見受けられない。遠く離れた場所で同じ自然現象による事故が連続して起こり、被害者が知人同士だった……この事実は、単なる奇妙な偶然なのか? だが、もしこれらが事故でなく、連続殺人事件と仮定するのであれば、犯人は【その場所で起きるすべての自然現象をあらかじめ予測していた】ことになる。そんなことは絶対に不可能だ。未来を予見する知性=「ラプラスの悪魔」など現実に存在するはずがない……。行き詰る青江の前に、一人の女が現れた。彼女の名は、羽原円華。事件の秘密を知る人物・甘粕謙人の行方を追っているという。怪しむ青江の目の前で、円華は、これから起こる自然現象を言い当ててみせた。円華の「予知」に隠された秘密とは?甘粕謙人とは何者なのか?そして動き出す、第三の事件……。青江の想像をはるかに超える、おそるべき全貌とは!? 驚愕と衝撃の結末に向けて、彼らの運命が大きく動き始めた。