2018(平成30年)/5/18公開 110分 カラー シネスコ
配給:東宝 製作:「のみとり侍」製作委員会
製作委員会:東宝 毎日放送 朝日放送 テレビ大阪 関西テレビ 讀賣テレビ 電通 WOWOW 東急エージェンシー 日本映画放送 朝日新聞 毎日新聞 読売新聞 ロボット ひかりTV 光文社 GYAO
What is “蚤とり”? “蚤とり”とは、お客の飼い猫の蚤を取って日銭を稼ぐ、江戸時代に実在したお仕事でございます。 Who is“のみとり侍”? 原作者・小松重男が「蚤とり侍」の中で描く“のみとり”とは、オモテの顔は、文字通り、お客の飼い猫の蚤を取って日銭を稼ぐお仕事。 しかし、ウラの顔は、女性に愛をご奉仕する“添寝業”のことでございます。 Why did the man become “のみとり侍”? 時は、十代将軍・徳川家治 治世の夏 ーーーー 老中・田沼意次(桂文枝)の規制緩和により、世に金が回れば、何でもOKな時代です。 男の名は、小林寛之進(阿部寛)。 越後長岡藩の勘定方書き役として、まさにエリートコースをひた走る、“清廉潔白”、“質実剛健”などんぐり眼の男。 しかし、歌会の場で藩主・牧野備前守忠精(松重豊)に大恥をかかせてしまったため、左遷されてしまいます・・・。 その左遷先は、“猫の蚤とり”を行う江戸の貧乏長屋でした。 「“猫の蚤とり”とは何ら?」 戸惑う寛之進を迎えたのは、 長屋に暮らすいかがわしい旦那・甚兵衛(風間杜夫)と女将のお鈴(大竹しのぶ)。 そして、貧しい子供たちに読み書きを無償で教える友之介(斎藤工)でした。 「猫の蚤、取りましょう・・・♪」 甚兵衛に言われるがまま、陽気な声をあげ、“のみとり業”を始める寛之進でしたが・・・ はじめてのお客は、 なんと、寛之進の亡き妻・千鶴に瓜二つの女・おみね(寺島しのぶ)!! この運命の出会いに胸高鳴る寛之進でしたが、おみねから浴びせられたのは、この一言! 「この、下手くそが!」 侍として、必死に積み上げてきた剣術や学問もここでは無・意・味。 まさに失意のどん底。 意気消沈する寛之進の前に現れたのは、江戸でNo.1の伊達男にして、恐妻家の清兵衛(豊川悦司)でした。 Please teach me“のみとり”! 清兵衛は、小間物問屋・近江屋の婿養子。 妻・おちえ(前田敦子)の尻に敷かれながらも、その浮気癖は治りません。 おちえはその浮気封じのために、清兵衛の一物に饂飩粉をまぶしておりました。 そんな清兵衛に寛之進は頼み込むのです! 「拙者に女の悦ばせ方を教えてはくれぬか!」 How will“のみとり侍”be!? 清兵衛先生の温かなご指導と寛之進の持ち前の勤勉さから、 寛之進の“のみとり技術”はメキメキと上達し、一人前になっていくのでした。 しかし!! 老中・田沼意次の失脚により急遽、“のみとり禁令”が出されてしまいます。 寛之進はじめ“のみとり”たちは窮地に立たされてしまいます。 果たして、寛之進は、武士として、男として、その生き様を江戸に示すことができるのか? そして、運命の相手・おみねとの恋を成就させることはできるのか? これは、江戸の浮世を懸命に生きた侍が、本物の“愛”と“人情”に出会った物語でございます。