1969(昭和44年)/8/13公開 109分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15987
配給:東映 製作:東映
太陽が、海が、あの唄にこだまする。番外地野郎が、灼熱の南国に殴りこむダイナミック網走シリーズの第12弾。
四国・松川港で暴力団を抱き込んで造船所を乗っ取ろうとする卑劣な一派に、網走刑務所一の暴れん坊・末広勝治が仲間を引き連れて対抗する、男くささ大爆発の豪快アクション!降旗康男×高倉健の名コンビで描く「網走シリーズ」の傑作。
網走刑務所で服役中の末広勝治は、満期まで後1年というところで懲役房入り17回の新記録を打ち立てていた。ある日、四国・松川刑務所から場外作業場新設のため初犯で成績優秀の囚人二人を移送して欲しいという依頼がきた。所長以下は末広を無理やり模範囚に仕立て上げ、大学出の囚人・宮田鉄夫と共に松川刑務所に送ることにした。
四国で彼らを迎えたのは、刑務所長の後藤田と坪島どっく社長の坪島だった。坪島は囚人の矯正活動に熱心で、囚人たちを一般工員と同じ処遇で作業させ、働く喜びを体得させたいと思っていた。だが、この試みに町人たちは猛反発。人間不信の囚人たちも疑心暗鬼の目であった。一方、坪島どっくに隣接する江崎造船の社長は、この機に暴力団を使った坪島潰しを画策していた。奸計を知った勝治は仲間と共に暴力団と対抗するべく立ち上がる…。
「新網走番外地」シリーズ(8)