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マル秘劇画 浮世絵千一夜

1969(昭和44年)/10/29公開 70分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15930 R18
配給:東映 製作:レオ・プロダクション

本所深川に住む浮世絵師が描いた枕屏風の浮世絵秘画が、あまりの傑作故に屏風の男女が抜け出るという想定のもとに生まれた、奇想天外なストーリーが、オールカラーアニメーションに描き出される。世界初の時代劇浮世絵巨篇。

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ストーリー

享保年間の江戸。下町・頓兵衛長屋に住む浮世絵師「春斉」は、大切なパトロン呉服問屋・江戸屋勘助から密かに頼まれていた枕屏風の浮世絵秘画、男女交合の戯態かうまく描けずに悩んでいた。勘助は下町きっての判判の美しい娘、おゆきを春斎の画のモデルにつれてくるが、まだ処女の小娘ではうまく色気が描けるはずもない。ところがその時隣りから壁一重を通して、男女の呻き声が聞こえてきた。隣りに住む仁吉とおとよが昼間から愛戯に耽っていたのだ。春斎はこの痴態をモデルに浮世絵秘画を描きあげて、秘画の男女に「春信」「おたま」という名前をつけた。連日続く仁吉とおとよの営みに、遂に屏風の中から春信とおたまが抜け出して仁吉たちを殺してしまう。ここから始まった事件は、同じ長屋で春斎にべたぼれののんべぇ仲居・なみと、浪に横恋慕する浪人・重藤左次馬が絡んでややこしくなる。さらに江戸の美女同心で幻術使いの「幻お流」とその弟子福助が事件の捜査にやってきた。そんなとき、悪党浪人であった左次馬は春斎のところに来ていたおゆきを犯し、処女を奪ってしまうのだった。さて春信とお玉は、お流の捜査も潜り抜けて、祭りでにぎわう下町で若い男女に襲いかかって情事の後に殺してしまう。遂に幻お流が二人を追い詰めるも、左次馬が介入してきてまんまと逃げられる。左次馬は春斎の家で屏風の秘密を知り、おたまだけ連れ出していく。残された春信をおゆきが助け出すが、飛び出した春信に驚いて失神したおゆきを、春信は犯して殺してしまう。逃避行はお流に追い詰められて…。

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