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札つき博徒

A Wad of Notes

1970(昭和45年)/9/9公開 93分 カラー シネマスコープ 映倫番号:16461 R18
配給:東映 製作:東映

北九州市戸畑祇園祭を背景に、二台博徒の対立によって蹂躙される故郷に戻ってきた流れ者一匹狼の鶴田が、この祭りを守って立ち上がるという物語。殺気、友情、笑い、涙が爆発する博奕打ちシリーズ第9作

札つき博徒
(C)東映

ストーリー

大正のはじめ、戸畑若衆組の大島良平は、若衆組組頭五十嵐清吉の殺しの罪の身代りとなって、土地を出た。そして、15年の歳月が流れ、名を柏木竜次と改めて一匹渡世人として日々を送っていた良平は、再び故郷のが戸畑へと足を向ける。祇園祭が迫った戸畑では、若衆組に代わって直方の炭鉱に力を持つ直政一家と門司の港を仕切っている門司徳一家と呼ばれる二つのヤクザ組織が主導権を握ろうと抗争を繰り返していた。一方、若衆組組頭の清吉は、病にかかり失明寸前の状態にあった。そんな清吉を支えていたのは義弟の新次郎だったが、彼は近頃、門司徳の口車に乗せられ騙されようとしており、二人の間は気まずくなっていたのだ。暴力を使って圧力をかける直政に対し、門司徳は善を装って巧みに新次郎をだき込むことに成功。そして、清吉は門司徳に関して新次郎と対立しなければならなくなった。やがて二人を巡って祭の実権を奪いとろうと企む門司徳と直政の間で争いが巻き起こる。清吉も新次郎も命を落とし、ヤクザの手によってすっかりすたれてしまった故郷の平和の為に、そして祇園祭を成功させるために竜次は立ち上がる。

札つき博徒
(C)東映

シリーズ

「博徒」シリーズ(10)

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