1973(昭和48年)/3/17公開 33分 カラー 映倫番号:23565
配給:東映 製作:東映
テレビ放映で人気を呼んだ石ノ森章太郎原作「人造人間キカイダー」の劇場版オリジナル作品。赤青のフィルムを貼った特殊なメガネを着用することで、スクリーンからキカイダーやダークロボットが飛び出してくるように見える立体効果が公開時に好評を博した。
ダークが新たにつくりあげたオールマイティ装置、それは装置の光さえあてれば、そこにオールマイティ合金が生まれ、どんなこわれたロボットでも復元することか出来るという怖るべき装置である。もとはといえば光明寺博士の考案したものだったが、博士はダークの野望をおさえるため、装置のある地下工場に爆破装置をしかけ、鍵をその近くの山林に埋めたのだった。青木ヒロシはこの鍵を拾いペンダントに細工して、ガールフレンドの秋月ユカにプレゼントした。オールマイティ装置によってキカイダーに倒されたロボッ卜たちを蘇らせたギルは、五大都市全滅作戦をたて新怪人マダラスナ卜カゲにその指揮を命じた。マダラスナトカゲは、ヒロシを殺し逃げるユカを追った。キカイダーはユカを助けたが、マダラスナトカゲの攻撃によって重傷を負ってしまった。記憶を失った光明寺博士が見えない糸に導かれるようにやって来て、キカイダーを修理しそっと立ち去った。勤め先のドリームランドに帰ったユカに、危機が迫った。キカイダーは再びユカを助け、次々に襲いかかるダークの怪人たちに反撃を加えた。ついに、爆破装置に鍵をさしこむキカイダー。地下の秘密工場は大音響をあげ大爆発を誘発していった。