1973(昭和48年)/12/29公開 89分 カラー シネマスコープ 映倫番号:17871
配給:東映 製作:東映
怨念の世界をとらえた「さそり」シリーズ第4弾。前3作の演出を担当した伊藤俊也監督から長谷部安春監督にバトンタッチされ、シリーズに新味を加えた一作である。
女の憎しみと、極限に追いつめられた人間同士のショッキングなドラマが展開する。主演の梶がさそりを演じた最後の作品である。
児玉警部(細川俊之)の執拗な追跡から逃れた松島ナミは、元過激派学生運動家だった工藤(田村正和)と知り合う。一度は工藤に心を許したナミ。しかし、工藤はナミを追い続ける児玉にナミの逃亡先を教えてしまう。刑務所に送られるナミ。だが、ナミの男たちへの怨念が脱走へと向かわせ、再びナミの逃亡生活が始まるのだった。
「女囚さそり」シリーズ(6)