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大阪・十三の東和信用金庫から、現金３千万円が奪われた。犯人である立花弘志・中沢ヨーコは逮捕されたが、坂口ケンは逃走に成功した。三栄会十三支部は、逃走しているのがケンであることをつきとめ、現金強奪のためケンを追った。警察と三栄会から逃げるケンは、顔の知られていないチコに金を預けた。ヨーコを尋ねて訪れた留置所で、チコは女囚の上条由紀に、強奪のことを知られてしまう。仲間になることを約束させた由紀は、留置所破りの手引きをし、弘志・ヨーコ・由紀は脱走を果たす。信用金庫の手引きをさせるために弘志が恋人にしていた東和信用金庫出納係の和代の家を隠れ家にした弘志・ヨーコ・由紀・ケン・チコは、日本脱出のため、下関まで逃げる計画を立て、翌朝３時に弁天埠頭へ集合することになった。しかし、同行を拒否された和代が、５人の行方を三栄会の久保たちに教えてしまう。下関の倉庫街で、久保たちによって瞬く間に３千万円を奪われた弘志たち。和代は、三栄会に、奪った金の半分を渡せと迫るがあっけなく追い返される。力なく歩く和代をトラックが跳ね上げ、彼女は即死する。金を取り戻すため５人は、久保の片腕・古谷をしめあげ、金の在り処が三栄会十三支部の金庫であることを聞きだす。無人車を久保の乗用車に激突させ、そのスキに金を手中にする弘志たちだったが、久保の放った銃弾が弘志の脇腹に命中。それに対し、久保の胸板を射抜くケンの空気銃。しかし、三栄会の一斉射撃に蜂の巣となって昏倒するケン。そして、ヨーコの運転する車が石垣に激突し、弘志は息絶える。検問を突破し、顔の知られていないチコに金の入ったバッグを持たせ、飛び降りさせるヨーコと由紀。弁天埠頭での再会を約束して・・・。

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