1975(昭和50年)/1/15公開 86分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18205
配給:東映 製作:東映
「ザ・カラテ」シリーズ第3弾。米国で「電光石火の男」と呼ばれた空手家・山下タダシが、小林流七段のスピード感あふれる必殺拳を三たびスクリーンに見せるスピードアクション映画の決定版。
正武館館長・鈴木正文のもとを、九州に建てられる武道館の館長に就任するため来日した中国大極古道の陳松林老師と、その娘・愛玲が訪れる。一方、「電光石火の男(スパークスマン)」と呼ばれる男・山下タダシは大極古道に魅せられ、陳親子を追って九州へと向かう。旅の途中に拳銃密輸犯人と出会ったタダシは、正義感から黒幕の暴力団・唐崎興業に乗り込み、そこでブラック・ウルフと出会う。陳老師に暖かく迎えられたタダシだったが、館長の座を狙う唐崎興業の企みによって、陳老師の館長就任は白紙になってしまう。唐崎は大極古道と、唐崎興業と結託する豪相流道場の代表者の対戦で勝った者を館長にするという提案を出す。陳老師はこれを受けるのだった。そんなことも知らず試合当日、タダシは陳から「落葉」を見せられ大極古道の極意を教わるが、その「落葉」と大極古道のつながりが理解できなかった。試合時間が迫ったそのとき陳老師に思わぬ災難が襲いかかり、噂言のように対決のことを云いながら息を引き取った。対決のことを知ったタダシは、果し合いの場・鬼ヶ原へと乗り込んでいく。タダシの相手は、金で雇われたウルフだった。壮絶な死斗は続き、決着は後日改めてつけることになる。しかし、駆けつけた正文が、九州館長の座は愛玲に任せるようにうながす。これに腹を立てた唐崎は、愛玲らを拉致。二人の危機を知ったタダシは、再び単身乗り込んでいくが…。
「ザ・カラテ」シリーズ(3)