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愉快な極道

A Cheerful Yakuza

1976(昭和51年)/2/14公開 88分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18599 
配給:東映 製作:東映

ドスのかわりにハンドル握った大親分!?
「極道」のモチーフを借りながら庶民の哀歓を綴った人情喜劇で、若山得意のアクションも随所に散りばめた愉快な作品となっている。若山は極道の足を洗ってタクシーの運転手となったおっさんの役どころ。監督は、若山とのコンビで数々の仁侠映画の傑作を発表した山下耕作。共演者に三田佳子、北島三郎、泉ピン子、桂三枝、間寛平など豪華で賑やかなメンバーが顔をそろえる。

愉快な極道
(C)東映

ストーリー

タクシーの運転手・石田岩次郎は、元は大阪ミナミの顔役だったが、服役中に女房を亡くして一人娘のために堅気の生活を送っていた。ある日京都駅で暴力団西山組の白タク運転手に嫌がらせを受けていた由利子という女性を助ける。娘の道子が看護婦として働く病院で、女医の由利子先生と再会した岩次郎はすっかりのぼせる。営業を開始した岩次郎の車に、西山組の幹部・森山に恋人を寝取られた政吉というチンピラがドスを持って乗車してきた。岩次郎は政吉を説得、やくざから足を洗わせてタクシーの運転手にする。ある日政吉のタクシーに、ラブホテルから出てきた森山と政吉の恋人が乗車して来た。森山は、政吉の荒っぽい運転を理由にむち打ち症になったとタクシー会社を相手取り賠償金150万円を請求。翌日、岩次郎は政吉を連れて森山のマンションに乗り込み、森山の仮病を見抜いた。だが、逆上した西山組に娘の道子を人質にされてしまう。

愉快な極道
(C)東映

シリーズ

「極道」シリーズ(12)

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