1976(昭和51年)/5/15公開 88分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18702
配給:東映 製作:東映
ラクビーに青春を賭ける若者たちの姿を描いたスポーツアクション。
関西大学リーグ戦の決勝戦で東南学院大に敗れた洛西大ラグビーチーム。新たに監督に就任した秋月は、全選手を前に「目標はただ一つ、勝利のみ」と言い渡し、その日から基礎トレーニングだけの猛練習が開始された。その中に、高校ラグビー界のスーパースターといわれる矢吹二郎がいた。朝靄の中、グランドを走っていた矢吹は偶然、同大学のテニス部の江口文子と出くわし、その清楚で清々しい姿に心を奪われてしまう。
8月、浅間の山なみをバックに菅平合宿所で本格的な練習に取り組む洛西大の面々。毎日続くあまりの激しい練習に矢吹らは反抗、サボタージュするが、秋月の闘魂心に打たれ、翌日から再び自主的に猛練習へと突入していく。合宿最後の日に発表された公式戦のメンバーには矢吹らも選ばれていた。
東南学院大とのテストマッチに出場した矢吹は個人プレーに走り、それが原因で洛西大は敗れてしまう。試合後、OB達から叱責された矢吹は合宿所を飛び出し、芸者・小久のもとに転がり込んで乱れた生活に没入していく。そんな矢吹を秋月は部から除名してしまうのだった。