1976(昭和51年)/7/1公開 91分 モノクロ スタンダード 映倫番号:18769
配給:東映
少年たちは、ひとりでオートバイを飛ばすことはしない。必ずや集団で走る。都心の同じ道を幾度も幾度も走りまわる。「暴走族」ブラックエンペラーの生態を捉えた鮮烈なドキュメント!
配給受託作品
フリーの演出家柳町光男氏が、都内に十数の支部を持つ暴走集団“ブラックエンペラー”の新宿支部に潜入し、彼等と生活を共にしながら、その内側から告発する。オートバイとリーゼントで、卍を大書した旗をかかげ、卍を染め抜いたはちまきをしめ、頭髪を卍狩りにした少年達。リーダーやメンバーの紹介から始まり、機動隊とのやり合い、暴走族同士のケンカ、ヤキを入れられる最年少者、仏壇に向かう母親の読経にいらだつ少年、家庭裁判所での母親の証言を心配する幹部団員など、スリルとスピードを求める彼らの日常性をとらえていく。