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徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑

Oxen Split Torturing

1976(昭和51年)/9/4公開 80分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18799 R18
配給:東映 製作:東映

拷問とむごたらしい刑罰に、疑問を感じる与力、これに反してサディスティックな歓びを見い出す奉行との対立を中心に徳川時代の過酷な刑罰の数々をドキュメンタリー・タッチで描く。

徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑
(C)東映

ストーリー

寛永5年の6月。長崎奉行所与力佐々木伊織は狩りの最中まむしに噛まれた。その時、野良着姿の登世が通りかかり、なんのためらいもなく伊織の肌から毒を吸い出すのだった。数日後、伊織は登世の家を訪れるが、邪宗徒として登世の家族は長崎奉行所に連れ去られていた。
長崎奉行所、お仕置場。ついに登世の父・茂造が選び出される。滑車で吊り上げられた巨大な石の下に座らされると、一気に岩が落ちてくる、岩石落しの刑だ。あっけなく終る処刑。つづいて登世の母・よしは裸にされたうえ両手足を縛られ、熱した鉄板の上に放り投げられる。鉄板焼きの刑である。その後、登世と伊織の関係を知った高坂はそれを引き裂くように登世を側女にし、毎夜、伊織を寝室に呼び寄せては、その目の前で登世を責めるのだった。思い余った伊織は登世を連れて逃亡するが、すぐに捕まってしまう。登世は、姦通の罪により最も恐れられていた股裂きの刑に処せられた。地面に大の字にくくりつけられ、片足ずつ2頭の牛につながれる。処刑史が牛の尻をたたく、同時に反対方向に走り出す牛。登世の肉体が真っ二つになる。それを見て高らかに笑う高坂の顔があった…。

徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑
(C)東映
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