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処女の刺青

1976（昭和51年）/12/4公開　67分　カラー　シネマスコープ　映倫番号：18921　
配給：東映　製作：東映

刺青。彫師の仕事場。そこは禁断の場である。若い女性の肌に彫られる刺青のすべてを、神秘的なエロチシズムと共にカメラにおさめた、衝撃ドキュメント篇。異色の舞踊家・花柳幻舟をインタビュアーに起用し、刺青志願の若い女性の実態を描いた。

ストーリー

刺青は別名“ガマン”と呼ばれるように、極度の苦痛を伴う特異な芸術である。徳川時代には“入墨もん”と呼ばれる独特の刑罰に使用され、社会的機能も変遷を重ねている。身体を抉るような刺青の苦痛は、想像を超えたものである。普通、一度に彫り続ける時間は二時間が限度とされているが、彫られた跡はカサブタとなって、下着にベットリとへばりついてしまう。ぬるま湯に下着ごとつかり、ゆっくりとはがさねばならない。その後、就寝中にもしばしば痛みが襲い、完成するまでこの苦痛の連続である。全身彫りになると一年はタップリかかるという…。