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地獄の天使 紅い爆音

1977(昭和52年)/10/1公開 78分 カラー シネマスコープ 映倫番号:19177 
配給:東映 製作:東映

独特の存在感とハスキーな声で一世を風靡した内藤やす子と、当時ユニークな個性で売り出された入鹿裕子が、福生、横須賀を舞台に、ケンカ、セックス、オートバイに狂う日々を描いた女暴走族映画。舘ひろしがそれまでの出演作と違った役どころに挑戦している。脚本を田中陽造、荒井晴彦、内藤誠という才人たちが担当している。

地獄の天使 紅い爆音
(C)東映

ストーリー

耀子は一人、栃木刑務所の潜り戸を開け、陽光がやけにまぶしい道へ歩き出した。独房の中でいつも心に引っ掛かっていたのは、あの男のことだ。
3年前、基地の街・福生のライブハウスで抜群のロック・ギターを聞かせていた貢と、カミソリヨーコという異名でスケバンを張っていた耀子とは互いに愛し合う仲だった。その貢が、耀子の喧嘩に巻き込まれ、ゴールドフィンガーとまで言われた左手小指を切り落とされてしまった。はずみで、耀子は相手のスケバンをカミソリで殺してしまう。「人殺し!」と耀子に向かって叫んだ貢。自分の小指を必死に切り口にくっつけようとしていた貢。あの貢は今、何処で何をしているのだろう。耀子は古巣の福生へ行ってみた。ライブハウスで仲の良い歌手の朝子から、貢が横須賀で暴れていたという噂を聞いた耀子は貢を求めて福生から消えた…。

地獄の天使 紅い爆音
(C)東映
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