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女獄門帖 引き裂かれた尼僧

Nuns That Bite

1977(昭和52年)/4/8公開 69分 カラー シネマスコープ 映倫番号:19038 R18
配給:東映 製作:東映

牧口雄二監督のオカルトポルノ。駆け込み寺を舞台に、そこにうごめく女達の狂気の性。男を連れ込んでは殺害する恐怖と、妖しいエロチシズムが溶け合って創り出す幻美の世界が描かれる。

女獄門帖 引き裂かれた尼僧
(C)東映

ストーリー

年期が明けて、田舎に戻れると喜んでいた飯盛り女郎のおみのは、いきなり土蔵に引きずり込まれた。女衒の弥多八と亀は、おみのを別の宿場へくら替えさせようというのだ。
ちょっとした隙をみつけて土蔵から逃げ出したおみのは、途中、地蔵堂の陰に隠れているところを代官所の隠密に助けられた。おみのは現世の縁を断ち切るために噂に聞いた山奥の駆け込み寺・愁月院を探していた。山道を登っていくおみのは途中で木樵の二人連れに会い、愁月院の場所をたずねた。二人は案内をするといったが、おみのは小用を足すために木の陰に入った後から突然襲いかかった。男の情欲にもてあそばれながら、おみのはやっとのことで愁月院にたどり着いた。愁月院の庵主は、おみのに自分の若い頃の着物を着せ、人心地の着いたおみのを本堂につれていき、他の女達に引き合わせる。女達はどこといって変わったところはなく、おみのにはこの一見平和そうな尼寺が実は悪魔の巣屈だと気づくはずもなかった。
翌日、山門が叩かれ、二人の若者が逃げ込んできた。そのうちの一人が、知らぬ間に女達に嬲りものにされた上、大鍋の中に入れられて煮込まれてしまう。この山奥の尼寺は、男をくわえ込んでは殺してしまう恐怖の殺人寺だったのだ。

女獄門帖 引き裂かれた尼僧
(C)東映
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