1980(昭和55年)/3/15公開 104分 カラー ビスタ 映倫番号:19914
配給:東映 製作:東映セントラルフィルム
谷崎潤一郎の名作「痴人の愛」をベースに、女豹のように狡猾で淫蕩なヒロイン“ナオミ”の愛と性と享楽を、現代の新しい女性像として、華麗に大胆かつファッショナブルに描く。
河合譲治は、16歳の少女・ナオミと知り合い、一緒に暮らすことを提案する。譲治は生まれも素性もわからないこの娘を美しく知的かつ官能的な理想の女性に作り変えたかったのだ。歳を重ねナオミは美しくなり魔性の魅力を放ちはじめ、譲治の目を盗んで奔放な性関係を繰り広げる。嫉妬に狂う譲治はナオミと別れるが、どうしても忘れられない。ナオミもまた束縛が譲治の愛であったことに気付く。再び結ばれた二人はある約束を交わし仲の良い夫婦に戻った。それはナオミが一切干渉されず、奔放に自由に人生を楽しむことができるというものであった。そしてナオミの肉体は益々磨きがかかり、二人の情欲は果てしないものへとなっていった。