1980(昭和55年)/8/30公開 98分 カラー シネマスコープ 映倫番号:110138
配給:東映セントラルフィルム 製作:狂映舎 / ダイナマイトプロダクション
幻の街サンダーロードを舞台に、組織権力に常に反逆して、炎のように燃え尽くすアウトローの生き様を、壮絶なアクションの中に描破する、新感覚のロックンロールニューアクション。本物の暴走族の応援も得て、ダーティーなヒーローたちが画面せましと暴れまわる。石井聰亙監督率いる「狂映舎」と「ダイナマイトプロダクション」の第1回提携作品。
配給受託作品
舞台は幻の街サンダーロード。重大会議に暴走族の頭たちが続々と集まってくる。 “ホンキートンク”の久米や“フラックイレブン”の氏岡ら悪名を轟かせた顔ぶれが集まり、中には極悪集団として恐れられた“魔墓狼死”のリーダー・健の顔もあった。彼らの一番の心配事は“魔墓狼死”の特攻隊長・仁らの一派。健とは挟をわかって、事実上独立した行動をとり、解散動議などには耳も傾けない札つき連中なのだ。それを裏付けるかのように、会議の真ッ只中に、轟音と共に突如仮面の一群が乱入する。
仁と子分らは、機会あるたびに健に楯突き、その暴挙は目に余るようになった。これを他の連中が黙って見逃がすはずはない。“魔墓狼死”を除く暴走族連合会が結成され、仁たちに報復のテロが開始されるが、この両者の間に割って入った男がいた。それは健の先輩格で“魔墓狼死”のOBでもある剛だった。右翼のオルグとなって、オートバイを捨てた少年たちを自分の組織にスカウトしていた剛は、仁とその一味を奪い去る。行き場を失った仁たちにとって右翼の住み心地は決して悪くはなかった。だが、やはり仁は根ッからのはみだし野郎、こんな退屈な日々に我慢できるはずがなかった…。