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ちゃんばらグラフィティー　斬る！

1981（昭和56年）/4/11公開　96分　カラー　ビスタ　映倫番号：110318　
配給：東映　製作：東映

東映創立30周年記念作品。昭和26年～35年にかけて製作された東映時代劇約800本の中から100本を選び、思い出の名場面を集めた「時代劇版、ザッツ・エンターティメント」。

マキノ雅裕(総監修）:浦谷年良（構成・演出）

ストーリー

日本映画の歴史は『ちゃんばら映画』から始まったといっても過言ではありません。　わが国の映画スター第一号″目玉の松ちゃん″こと尾上松之肋にはじまり、『ちゃんばら映画』は常にその時々のヒーローを生んできました。すなわち大河内伝次郎、阪東妻三郎、片岡千恵蔵、市川右大衛門、嵐寛寿郎、月形竜之介、長谷川一夫などの戦前から戦後にかけての大スターたちです。戦後の一時期、占領軍によって『ちゃんばら映画』は野蛮だということで禁止されたことがありましたが、やがて人々の熱望で時代劇が復興すると、日本映画界は黄金時代を迎え、中村錦之助（萬屋錦之介）、大川橋蔵、東千代之介などの戦後の若手人気スターたちが誕生しました。特に東映は『時代劇の東映』といわれ、大スター、人気スターを一同に擁し、時代劇を作らせては天下一品のスタッフが集まって発展してきた会社です。創立30周年を記念して製作された本作は、昭和26年から35年にかけて製作された東映時代劇約800本の中から、最も人々に喜ばれ親しまれた100本の作品を選び、想い出の名場面、スターたちの極め付けシーンを迫力あるフィルム構成で紹介する、まさに『時代劇版 ザッツ・エンターテイメント』。　千恵蔵の遠山の金さんが、右太衛門の旗本退屈男が、大友の黒頭巾に丹下左膳が、錦之前の一心太助に宮本武蔵が、千代之介の鞍馬天狗が、橋蔵の若さま侍に葵新吾が、斬って斬って斬りまくり、走り、痛快なタンカを切り、さらには、美空ひばり、大川恵子、丘さとみ、桜町弘子など百花繚乱の女優陣が豪華絢爛の一大絵巻を再現します。