1983(昭和58年)/6/16公開 117分 カラー ビスタ 映倫番号:110991
配給:東映セントラルフィルム 製作:人間プロダクション
直木賞作家・村松友視と、「佐川君からの手紙」の芥川賞作家・唐十郎の合同脚本作品。平凡な男と見知らぬ娘の行きずりの愛、それをとりまく人々の姿が情感豊かに描かれる。
配給受託作品
泪橋‐それはかつて刑場に送られる罪人とその家族が、今生の別れをしたという場所。現代を生きる人々にとっては、真実と嘘、日常と非日常、過去と現在のはざまをつなぐ場所である。
平凡な中年男が学生時代に世話になった泪橋近くにある老人の住まいを訪れる。その老人の家には、不思議な風貌の娘がかくまわれていた。刹那な出会いから夢ともうつつともつかぬ愛の道行きが始まり、この二人と周囲の人々の隠された過去や、秘められた心の奥底が次第にあらわになっていく。