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作品紹介

1988(昭和63年)/9/3公開 101分 カラー ビスタ 映倫番号:112747 
配給:東映 製作:東映 / ユピテル・コミュニケーションズ・インターナショナル

かつてシブヤに伝説の都会派ヤクザがいた。その名は花形敬。今でも「力道山も恐れた男」として伝説は生きている。戦いの場では、生涯一度も銃や刃物を持たず、常に素手で相手を叩きのめし、死神と恐れられた反面、無類の優しさも持ち合わせていた。
昭和30年代を鮮烈に駆け抜け、33才で逝った男を、陣内孝則が熱演。

疵
(C)東映・ユピテル・コミュニケーションズ・インターナショナル

ストーリー

戦後の混乱期の生活を支える為、働きづめの母に構ってもらえない淋しさから庭でサンドバックを叩く事が日課だった少年・花形敬の喧嘩の強さは際立っていた。成人しても定職はなく、小学校時代からの親友・松田とつるんでは場末のクラブを溜り場に浮草のような日々を送り、あぶく銭が入ると夜の街を豪遊した。美佐子と出逢ったのはそんな時だった。日頃から、何かデカイ事をやりたいと野心のあった松田は新興「安藤組」の組員となった。大学出のインテリヤクザ安藤昇に強く惹かれたのだ。花形は街で「安藤組」のバッヂをつけた松田を見た時、自分の分身が遠くへ行ってしまった様で気がふさいだ。花形は「安藤組」の賭場に乗り込むと松田に「俺も安藤組に入ってやる」とこともなげに言ってのけた。そして、安藤組・花形敬の名は、たちまち勇名をはせるようになる。だが、決してカタギには手を出さなかった。花形とはそういう男であった…。

疵
(C)東映・ユピテル・コミュニケーションズ・インターナショナル
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