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極東黒社会

Dark Society in The East

1993(平成5年)/5/15公開 110分 カラー ビスタ 映倫番号:113886 R18
配給:東映 製作:東映

「黒社会」とは、底知れぬ恐ろしさを持つ暗黒組織、東南アジア系マフィアの総称である。拳銃、麻薬の密輸で日本での利権を獲得しようとする「黒社会」の実態をリアルに描きながら、それと戦う男たちの友情をダイナミックに、かつ凄絶なドラマに仕立てた暗黒映画大作。

極東黒社会
(C)東映

ストーリー

加納亮介は、相棒の江口と世界各地から上質のコカインを日本に持ち込むフリーのスマグラーだ。彼は生死の限界に生きがいを感じ、この危険な仕事に体を張っていた。元外人部隊の歴戦のコマンドー、加納の殺人兵器としての肉体と、超一流スマグラーの腕は、日本に巣くう台湾そして香港の両グループが欲しがっているものだった。その加納が、麻薬取引のトラブルで、ある男と出会った。NY市警覆面捜査官、ラリー・マツダ。彼はスマグラーとして暗黒街に潜入していた。日系三世のラリーは、初めて見る祖国の様相に愕然とした。異人種の群れ、路肩にたむろする麻薬中毒者、頻発する抗争。まるでニューヨークのスラム街だ。これ以上、日本を『黒社会』に汚染させはしない。そう心に決めたラリーは、対立していた加納といつしか友情を芽生えさせていた。歌舞伎町の勢力図は、台湾“七友幣”の竜頭が暗殺されたことにより完全に香港“三和会”のものとなった。『黒社会』は日本そして加納たちの身辺を確実に侵食し始めていた。加納の仲間たちが潰されていく。追い打ちをかけるように、イタリアの麻薬王が“三和会”と手を結び、来日間近となっていた。今や、日本は完全に『黒社会』の手中にあった。加納は、ラリーや江口、そして他の仲間たちと、巨大な『黒社会』に無謀ともいえる戦いを挑む決意をした。

極東黒社会
(C)東映
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